株式会社マイナビは、2024年卒業予定の全国の大学生・大学院生（内々定を保有している学生）を対象に実施した、「マイナビ2024年卒内定者意識調査」の結果を発表しました。 今日は、この結果を踏まえ、実際に学生がどのような情報を求めているのかを見ていきます。 以下は学生が「入社意欲を高めると思う情報」のランキング上位の事項です。また（　）内は、企業が採用時に情報開示した割合です。 74.1%(71.5%)　福利厚生の充実 64.6%(44.2%)　待遇（給与や賞与など）の良さ 63.9％(69.9％)　社風や雰囲気の良さ 63.1%(45.6%)　ワークライフバランスの良さ 44.8%(53.6%)　研修など人材育成の制度の充実 39.2%(35.0%)　平均勤続年数の長さ 36.1%(6.7%)　在宅勤務・リモートワークの制度の充実 29.0%(0.5%)　週休3日制の導入 27.0%(27.5%)　男性育休に関する制度・体制 23.1%(13.0%)　女性管理職の比率の高さ ※調査の対象：2024年卒業予定の全国大学4年生および院2年生／有効回答数2,851名（内々定保有者） このうち、「福利厚生の充実」「待遇（給与や賞与など）の良さ」「社風や雰囲気の良さ」「ワークライフバランスの良さ」は、回答割合が6割を超えています。 学生が入社意欲を高めると考え、企業が採用時に情報開示していることのトップはどちらも「福利厚生の充実」です。 逆に、「待遇（給与や賞与など）の良さ」と「ワークライフバランスの良さ」は、については企業からの発信割合が低くなっていますので、改善の余地がある事項と言えます。 昨今は新卒採用で苦戦する企業が多くなっています。採用力を高めると同時にミスマッチの防止にも繋がりますので、工夫をしながら情報発信を強化していきたいところです。