～ワーク・ライフ・バランスの実現に向けて年次有給休暇の取得を促進～ 厚生労働省では、毎年10月を「年次有給休暇取得促進期間」と定め、働く方が年次有給休暇（年休）を取得しやすい職場環境づくりを推進しています。 政府は「過労死等の防止のための対策に関する大綱」（令和6年8月2日閣議決定）において、令和10年までに年休取得率を70％とすることを目標に掲げています。 令和5年の年休取得率は過去最高の65.3％となりましたが、まだ目標には届いていない状況です。 ■ 年休取得促進は「企業の取組み次第」 ワーク・ライフ・バランスの実現のためには、企業が自社の実情に合わせて年休を取りやすい環境を整えることが欠かせません。 そのための具体的な取組みとして、以下のような方法が考えられます。 １ 計画的付与制度※1の活用 事前にスケジュールを立てて休暇を割り振ることで、業務が滞ることなく年休を取得できます。 ２ 時間単位年休※2の導入 子どもの行事や通院など、働く人の多様な事情に合わせて、1時間単位で柔軟に休暇を取得できる制度です。 ※１：年休の計画的付与制度 年休の付与日数のうち５日を除いた残りの日数について、労使協定を結ぶことにより計画的に年休の取得日を割り振れる制度 ※２：時間単位年休 年休の付与は原則１日単位だが、労使協定を結ぶことにより年５日の範囲内で時間単位の取得ができるもの ■ 年休取得促進の取組みをサポートします 年次有給休暇の取得促進には、制度を整えるだけでなく、運用の工夫や職場全体の意識づくりが欠かせません。 弊所では、企業様の現状に合わせて、次のような支援を行っています。 ・年休管理簿や就業規則の見直し ・計画的付与制度の導入支援 ・管理職向けの実務研修やアドバイス 働きやすい環境づくりは、企業の生産性向上にもつながります。 お気軽にご相談ください。 ■参考リンク 働き方・休み方改善ポータルサイト「<a style="color:#0033cc" href="https://work-holiday.mhlw.go.jp/kyuuka-sokushin/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">年次有給休暇取得促進特設サイト</a>」 厚生労働省「<a style="color:#0033cc" href="https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63864.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">10月は「年次有給休暇取得促進期間」です</a>」 ※本情報は上記の更新日時点で有効な情報です。